足利セラミックラボラトリー

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メタルボンド チタンボンド

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一般の方向け解説文

口腔内スキャンとは、直接歯列をスキャニングしてデジタルデータ化するシステムの総称で、歯科医療のデジタル化に伴い普及が進んでいます。

通常、被せものや入れ歯などを製作する際は、患部である歯列を精密にコピーした模型を作成し、その模型上で設計製作します。そのコピーに必要な工程として、従来であれば柔らかい歯科用シリコンを盛り付けたトレーを患者様に噛んでいただき歯型をコピー(印象採得)、コピーしたシリコンに石膏を流し込み、固まったら模型の完成、という流れで実現しておりました。この方法は長きに渡り、一般的に採られてきた手法ですが、近年、口腔内スキャナーが登場したことで大幅に変わってきています。

このスキャナーは非接触で歯列をスキャニングすることで、歯列をデータ化することが可能です。歯列のデータ化によるメリットは非常に大きく、精度が高くなり再製作のリスクが減る、模型が不要となることによる物流の簡略化、患者様負担の軽減、非常時のバックアップが可能、などが挙げられます。

デジタル歯科の実現には歯列のデータ化が不可欠であり、歯列をコピーした模型をスキャンするのか、直接口内をスキャンするかのどちらかで実現が可能です。そのため、今後はよりシンプルな口腔内スキャンが主流になって行くことが考えられます。

足利セラミックラボラトリーはその様な手法でスキャニングされた歯列データによる人工歯や入れ歯等の製作を行っております。

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技工物の説明

メタルボンド
天然歯に似た色調と透明度、耐摩耗性、耐変色性に優れた陶材を金属表面に溶着したもので、別名「陶材焼付け前装鋳造冠」とも呼ばれます。金属の持つ強度と陶材の持つ審美性を兼ね備えた歴史の長い補綴物です。
名称 特徴
プレシャスメタル 金75%以上の高純度の金合金で、ゴールド色。
セミプレシャスメタル 金50%以下含有の合金で、銀色。
ノンプレシャスメタル コバルトクローム合金、ニッケルクローム合金などで最も強度の高い合金で銀色。
チタンボンド

CAD/CAMシステムとチタン専用陶材を用いた「チタンボンド」は、生体親和性・耐食性および機能的強度を兼ね備えた優良な材料の一つであるチタン合金を使用しています。

この合金の持つ生体親和性は極めて高く、チタン合金の表面に形成される酸化チタン層は周囲の組織や歯肉に悪影響を及ぼす可能性のある金属イオンの放出を防ぎます。また、高度な機械的特性を持つこの合金は、特にクラウンやブリッジなど、高精度の削り出しによって製作する補綴物に理想的です。

チタンボンド特徴
  • 引張強度860MPa以上(但し、80mm×80mm×30mmのブロック内)
  • 降伏強度795MPa
  • 適  用最大14ユニットのブリッジ
コバルトボンド

コバルト・クロム合金のディスクよりCAD/CAMシステムを用いて切削、陶材を焼き付けた補綴物です。ノンプレシャス素材を使用した、デジタル歯科補綴物で、提供しやすい価格帯になります。

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